コルトバージョンRが行く ~福島・只見編~
smile road特別バージョン
田子倉も特別な場所だ。
この高さ、雄大さ。
体中で秋を感じられる。
ここは雪景色を見ることができない。
冬季にこの国道は通行止めになるからだ。
人は絶景を求める。
息をのむ美しさの中に非日常を。
コルトバージョンRの行き先もひとつの特別な場所なのだ。
道を走る、車で。
行きたいところへスムーズに移動できるそれが道だ。
紅葉を楽しみながら国道289号線を走り続けると・・・ゲートが現れた。
ここから先通行することができない。
それもそのはず、福島と新潟を繋ぐ国道289号線は未開通だ。
実際は車の通れないか細い山道が国土地理院の地図では国道として指定されている。
これを点線国道と呼ぶ。
ひときわ目立つイチョウの木。
走りやすい道。
いくつもの点線国道という非日常を巡るコルトバージョンRは知っている。
何も感じずに走れる道のありがたさと、それを維持管理する人たちの努力を。
ここまで来たら寄りたい場所がある。
鏡池だ。
とても静かでいい。
少しの風の音と時折通る車の音以外何も聞こえない。
時計は見ない、時間は日の傾きで感じるとしよう。
人も動物も植物も世界も宇宙も、時間に縛られている。
より早くより遠くへ。
安全に快適に短時間で人や物を運ぶために人間は道を張り巡らせる。
新しく生まれる道があればその陰には捨てられる道もある。
そんな捨てられた道にあるそこを通っていた人々の思いも大切にしたい。
さて、道を走りに行きますか!
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